第1話:おでかけの予感

玄関に座るゴールデンくん。
その視線の先には、壁にかけられたリード。
「今日は行けるよね?お散歩、行けるよね?」
そんな期待に満ちた目で、じっと見つめている。
しっぽはゆっくりと左右に揺れて、
耳はぴくぴく、体は今にも立ち上がりそう。
でも、まだ“その言葉”が聞こえてこない。
「よし、行こうか!」
その一言を待っている。
ゴールデンくんの午後は、まだ始まったばかり。
「お前がいないと、守れなかった」陽翔の言葉に、守屋は何も答えなかった。ただ、静かにボールを蹴り返しただけだった…
午後のまどろみの中、フレブルくんはお気に入りのクッションでごろ〜ん。おなかを見せて、すっかりリラックスモード。…
雪原の真ん中で、ハスキーくんは立ち止まった。風が止み、世界が静かになる。見上げた空は、どこまでも澄んだ青。まる…
窓から差し込む夕陽の光に包まれて、彼女はそっとスマホを見つめていた。その表情は、どこかやわらかくて、でもほんの…
雪が降ろうと、風が冷たかろうと、彼らの足は止まらない。白銀のグラウンドに、今日もまたボールの軌跡が刻まれていく…