第5話:夕暮れの帰り道

たっぷり遊んで、たっぷり走って、
ゴールデンくんはゆっくりと帰り道を歩いていた。
夕日が背中をあたたかく照らして、
長く伸びた影が、道にふたつ並んでいる。
「今日も、たのしかったなぁ」
そんな声が聞こえてきそうな、満足そうな表情。
ときどき立ち止まって、風のにおいをかいだり、
落ち葉をふんわり踏みしめたり。
その歩みは、ゆっくりだけど、しっかりと前へ。
夜が静かになって、部屋の灯りがやさしく落ちていく。ぼくは、きみの横でくるんと丸くなって、今日の終わりを感じてる…
春の神社に、そっと舞い降りた一人の青年。彼の名は「吉の風守(かぜもり)」——静かなる幸運を運ぶ、風のような存在…
夕暮れの空が、オレンジと紫のグラデーションに染まっていく。雪に覆われた山道を、1台の車が静かに走っている。両脇…
この物語は、一匹のボーダーコリーが、立派な牧羊犬になるまでを紡いだ物語。丘の上の牧場で、朝露に光る藁の上、ぼく…
東京のクリスマスは、いつもまばゆい光に包まれている。 けれど、その光を灯すために、誰かが寒空の下で働いているこ…
草の上、風がやさしく吹いていた。空は青く、雲はふわふわ。ぼくは、羊たちのそばにいた。そのとき──「ピィィィーッ…