第2話 ごはんの音は魔法の合図

カチャッ。
キッチンから、器の音がした。

それだけで、ぼくの耳はぴくっと動いて、
しっぽがふるふるって、勝手に動き出す。

「ごはん? ぼくの? ほんとに?」
期待で胸がいっぱいになる。

でもね、
きみがただコップを置いただけだったりすると、
ぼくはちょっとだけ、しょんぼりする。

それでも、また音が鳴るたびに、
ぼくの心は跳ねるんだ。

だって、きみがくれるごはんは、
おいしいだけじゃなくて、
「きみがぼくを見てくれてる」っていう魔法の味がするから。

類似投稿

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です